ダニエル・クレイグが、エンターテインメント・ウイークリーのビデオインタビューでボンド映画の女性キャラクターについて語りました。
「ボンドガールはもういらない」ダニエル・クレイグ語る【『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』】
エンターテインメント・ウイークリーのビデオインタビューでダニエル・クレイグは、ボンド映画での女性キャラクターの変化について語りました。
「もうボンドガールはいらない。彼女たちはもう存在しない。また、作品に登場することはあるかもしれないが、自分の作品には登場しない」
今までのボンド映画のなかでの女性キャラクターは、性的な対象だったり、ファム・ファタール(男を破滅させるような魔性の女、運命の女)、男性に守ってもらう乙女のようなキャラクターがほとんどだった。
最新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』では、レア・セドゥが演じるマドレーヌ・スワン博士(『007/スペクター』に続いての出演でより複雑なキャラクター像を演じている)、ラシャーナ・リンチが演じる新しい007のノーミ、アナ・デ・アルマス演じるボンドと互角に渡り合えるようなキューバのエージェントのパロマや今まではただの秘書でしかなかったが今はボンドと行動をともにすることもあるナオミ・ハリス演じるイブ・マネーペニーは、今までのボンド映画に登場するようなステレオタイプの女性キャラクターではなくなってきた。
本当にボンドガールと呼べるような女性キャラクターは、『007/黄金銃を持つ男』のメアリー・グッドナイトまでで、『007/私を愛したスパイ』のKGBの情報部員アニヤ・アマソヴァ以降の女性キャラクターはボンドと互角のようなキャラクターが多くなった気がします。
ただ美人だからと言うだけでなく、それぞれのキャラクターを演じるのに本当に演技力が必要な時代になってきたのかもしれません。
ノーミのバイクの後ろに乗るボンド。
出典:https://www.dmarge.com/2021/09/no-time-to-die-controversial-scene.html
記事作成日:2021/10/15
最終更新日:2022/02/10