AmazonのMGM買収完了とボンド映画の今後【7代目ジェームズ・ボンド決定までのプロセス】

AmazonのMGM買収完了とボンド映画の今後【7代目ジェームズ・ボンド決定までのプロセス】

 

AmazonのMGM買収が85億ドル(約1兆円)で完了と3月17日に発表がありました。ボンド映画の今後は?

 

「007」シリーズ初のスピンオフ作品実現か?

 

この買収によってAmazonプライム・ビデオは、4,000本の映画タイトル、17,000のTVエピソードのライブラリと、MGMのジェームズ・ボンド映画フランチャイズの50%の株式を獲得しました。

 

代表的なシリーズものには、70年代~80年代の「ロッキー」シリーズや60年代の「ピンク・パンサー」シリーズがあります。

 

AmazonのMGM買収を推進したのはボンド映画製作のイオン・プロダクションだとも言われています。

 

Amazonスタジオでの007シリーズのスピンオフ作品の製作の可能性もある。製作する場合はイオン・プロダクションのプロデューサーふたりの許可が必要。

 

もし007シリーズのスピンオフ作品を製作することになったらマーベル映画のように、本編の映画を観る前にマーベルドラマをディズニープラスで視聴するのが必須なマーベル・シネマティック・ユニバースのような展開(「007ユニバース」?)になっていくのか?

 

007シリーズ初のスピンオフ作品実現か?

ボンドの愛娘が主役?スピンオフ「007」計画中ボンドの愛娘が主役?「007」シリーズ初のスピンオフ作品計画中!

 

小説の方では、イアン・フレミングの原作小説以後もジェームズ・ボンドが登場する作品は続いているし、スピンオフ小説として「ヤング・ボンド」シリーズや「マネーペニー・ダイヤリーズ」があるのでドラマ化しようと思えば出来るのではないかと思います。

 

アンソニー・ホロヴィッツの第3作目「With a Mind to Kill」は2022年5月26日、女性作家キム・シャーウッドの第1作目「Double or Nothing」は9月に発売されるので小説をドラマ化することでAmazonの本業のネット販売で話題になるのではないでしょうか?

 

また、Amazonの本業のネット販売で007の公式グッズなんかもAmazonで買えるようになるのか・・・。

 

 

テレビ番組「007’s Road to a Million」の製作決定(出演者募集中!)

 

米varietyによるとAmazonプライム・ビデオで、世界一周レースをジェームズ・ボンドの世界観風にアレンジしたテレビ番組「007’s Road to a Million」の制作が決定したようです。企画自体は、4年前からプライム・ビデオ内で進められていたようです。

 

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番組の内容は、出場者が賞金100万ポンド(約1億6000万円)を獲得するため、世界中を飛び回り冒険を繰り広げる。ボンド映画の舞台となった歴史的なロケ地で撮影が行われ、知性と耐久力が試されます。2人1組で参加する出場者は、物理的な障害物を乗り越えて、次に進むためには世界中のあらゆる場所に隠された問題に答えて正解しなければいけない。

 

007’s Road to a Million」のモデルは、2001年から米国CBSで放送されているリアリティ番組シリーズ「The Amazing Race」(現在はシーズン33が放送中)ようです。

今までにエミー賞を数多く授賞している番組で、11のチームが世界一周の旅に出て、最も遅れているチームから脱落してゆき、最終的に勝ち残ったチームが優勝賞金100万ドルを獲得します。

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参考 「The Amazing Race」CBS公式サイト

 

 

007’s Road to a Million」(8話構成)の制作は年内に開始され、新番組は240以上の国と地域のプライム・ビデオで配信される予定です。キャスティングは現在進行中で、出演者は募集中(英国に合法的に居住している人のみ対象)だそうです。

出演募集中の72Filmsの特設サイト

参考 「007’s Road to a Million」72Films

 

撮影は今年の後半から開始されるようです!

『007は二度死ぬ』の問題が出題される場合は日本にロケに来るのだろうか?

 

 

 

7代目ジェームズ・ボンド役決定までのプロセス

 

MGM の最高執行責任者であるクリス・ブレアトンの話では、

ダニエル・クレイグ主演の『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』がまだ米国アカデミー賞などの映画賞で話題になっているので、イオン・プロダクションとしては7代目ジェームズ・ボンド役選びを控えているようです。また、7代目ジェームズ・ボンド役決定までのステップはいくつかあるそうです。

 

7代目ジェームズ・ボンド役決定までのプロセス

第1段階:MGMが「Bond26」の予算を確保して製作の許可

第2段階Bond26」の草稿完成

第3段階Bond26」の監督決定

(第2段階「草稿の完成」と第3段階「監督の決定」が逆になる場合もあり)

第4段階:7代目ジェームズ・ボンド役候補のスクリーンテスト開始

第5段階:7台目ジェームズ・ボンド役の候補が選ばれた場合は、MGMとAmazonスタジオの経営陣の承認を得る

第6段階:7代目ジェームズ・ボンド俳優の正式発表

 

現在、バーバラ・ブロッコリはイオン・プロダクションがプロデュースするダニエル・クレイグ主演の舞台「マクベス」(ブロードウェイ公演)が、4月28日から始まり公演期間は15週間(7月10日まで)あるので7代目ジェームズ・ボンド選びはまだ先になるのではないかと言われています。

舞台「マクベス」公式HP

参考 MACBETHmacbethbroadway.com

主演のダニエル・クレイグが新型コロナウイルスの陽性反応が出たために4月9日までプレビュー公演はキャンセルすることが決まったようです。

ダニエル・クレイグの代役もいるようですが、まだプレビュー公演中でリハーサルも十分でないためにキャンセルすることになりました。

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4月29日の公演初日は、今年のトニー賞の授賞資格を得るための最終日にあたるのであまりキャンセルが続くと本番の公演に影響が出てくるかもしれません。

現在、4月12日(火)の夜の回から公演を再開する予定だそうです。

王の帰還、公演が再開されるようです!

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キャスティングディレクターの話

1981年公開の『007/ユア・アイズ・オンリー』からボンド映画のキャスティングに関わってきたキャスティングディレクター、デビー・マクウィリアムスはボンド役については、

「誰をジェームズ・ボンド役に抜擢するのかは大きな決断であり、それには多くのことが関わってくるので、軽く考えることはできません。第一に必要なのは、何よりも素晴らしい俳優であること」

と語っています。

 

マーベル映画のスパイダーマン役トム・ホランドも売り込んでいたほど俳優だったら誰もがジェームズ・ボンド役を演じたいと思います。

 

ジェームズ・ボンドのプロフィールに見合った俳優で、

ジェイムズ・ボンドという名の男【ジェームズ・ボンド007のプロフィール】ジェイムズ・ボンドという名の男【ジェームズ・ボンド007のプロフィール】

カリスマ性があって魅力的で、

年齢はやっぱり30代後半ぐらいで、

ボンド映画は、アクション映画なのでアクションをこなせる身体能力があって、

アクションだけでなく、ラブシーンなどのさまざまなシーンでしっかり演技(アクション以外にも演技ができればストーリーがより広がる)ができ、スクリーンに登場してジェームズ・ボンドがそこにいる!と思わせるような完璧な役作りができる俳優は誰なのか?

 

現在、シリーズものはだいたい3部作が多いので3作品製作して評判が良ければもう1作品製作ぐらいがちょうど良いような気がします。ショーン・コネリーやロジャー・ムーア、ダニエル・クレイグボンドのように5作品に出演するのは体力的に大変そう・・・。

 

 

007号の冒険は続く!

 

 

記事作成日:2022/03/26

最終更新日:2022/04/13

 

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