『007/ゴールデンアイ』のあらすじとキャストは?

『007/ゴールデンアイ』のあらすじとキャスト

 

「007」映画シリーズ第17作『007/ゴールデンアイ』のあらすじとキャストなどを徹底解説!

 

『007/ゴールデンアイ』の解説・見どころ

「007」映画シリーズ第17作。5代目ジェームズ・ボンド役にスマート&ユーモアあふれるピアース・ブロスナンを起用、彼の主演第1作目。

1990年代に入り”冷戦”も終結し、「スパイ」という言葉自体が死語となりつつある現代にどうスパイを活躍させるのかリアリティとフィクションのバランスが申し分なく構成されたシリーズの転換期の作品。現在でも高く評価されて「007」映画シリーズ中でもの傑作のひとつとされている。

主役のピアース・ブロスナンだけでなく、製作者のアルバート・R・ブロッコリが去り、娘のバーバラ・ブロッコリが製作者として参加するなどほとんどのスタッフ、キャストが一新された意欲作。

旧ソ連で展開されるオープニング、ペテルブルグ市街での戦車チェイスのド迫力、クライマックスのスペクタクルなどのアクションシーンなど見どころ満載。

女優陣は、色情狂めいた野性味あふれる女殺し屋ファムケ・ヤンセンの悪女っぷりが強烈な印象を残す。ボンドの上司Mが、女性のジュディ・デンチに交代となる。

 

 

『007/ゴールデンアイ』のあらすじ

『007/ゴールデンアイ』予告編

『007/ゴールデンアイ』のあらすじ

米ソ冷戦時代。ジェームズ・ボンドは巨大なダムの底にあるソ連の科学兵器(神経ガス)工場に潜入することに成功する。施設爆破のミッションを遂行する。だが、ミッション途中に、同僚で親友の006ことアレック・トレヴェルヤンが施設の責任者ウルモフ大佐に捕まってしまう。ボンドは止む無く彼を見捨てて施設を爆破し、任務を達成する。

それから9年後。ソ連は崩壊し冷戦は終結していた。ボンドは、モナコでロシアの犯罪組織ヤヌスのメンバーであるゼニア・オナトップを密かに監視していた。彼女と現在は将軍となったアルカディー・ウルモフは、対電磁波装甲を施したフランス海軍が誇るNATOの最新鋭戦闘ヘリコプター・タイガーをデモンストレーションが行われていたフリゲート艦から奪取し逃亡。

その後、ゼニアとウルモフ大佐は、ヘリコプター・タイガーを使って北極圏にあるロシアのセヴェルナヤの秘密宇宙基地を奇襲し、ソ連時代の秘密兵器”ゴールデンアイ”の起動プログラム・ディスクを奪う。彼らは、証拠を消すために宇宙空間に存在する2台ある”ゴールデンアイ”のうちの1台を基地に向けて照射し宇宙基地ごと破壊した。冷戦当時、米ソは極秘裏に地上のあらゆる電子機器の性能を電磁波で不能にできる軍事兵器を開発していた、その引き金となるのが”ゴールデンアイ”だった。この時、基地で働いていた女性コンピューター技術士のナターリア・シミョノヴァは奇跡的に基地からの脱出に成功。ボンドはこの様子をMI6から通信衛星を通じて見ていた。ボンドは”ゴールデンアイ”と犯罪組織ヤヌスの関係の手がかりを求めてサンクトペテルブルクへと向かう。

ボンドは、CIAエージェントのジャック・ウェイドとロシアの大物武器商人・ヴァレンティン・ズコフスキーを介して殺し屋ゼニア・オナトップに接触することに成功し、犯罪組織ヤヌスの幹部と接触するチャンスを掴む。そして、そこに現れたのは驚くべきことに9年前にウルモフ大佐に殺されたと思っていた元006のアレック・トレヴェルヤンだった。アレック・トレヴェルヤンが犯罪組織ヤヌスの首領だった。コサックの血を引く彼はMI6で二重スパイをしながら、彼らの民族を裏切ったイギリスへの復讐の機会を伺っていた。

アレック・トレヴェルヤンは、捕まえたボンドとナターリアを用済みになったヘリコプター・タイガーに閉じ込めて爆破しようとしたが、二人は間一髪、脱出することに成功する。しかし、ナターリアがウルモフ将軍に捕まってしまう。ナターリアを救うべくボンドは、サンクトペテルブルク市内を戦車で追跡する。ウルモフ将軍を追跡している最中にボンドは、犯罪組織ヤヌスが拠点として使っている秘密の軍用列車を発見する。列車内でウルモフ将軍を倒したボンドは、無事ナターリアを救出する。彼女のハッキングによって犯罪組織ヤヌスの隠し拠点がキューバに存在することを突き止める。

ボンドとナターリアは、”ゴールデンアイ”を起動するにはセヴェルナヤと同規模のパラボラアンテナが必要なことから、セスナ機で上空から探すが見つけることは出来なかった。そこへ突如、殺し屋ゼニア・オナトップに襲われるが、ボンドはゼニアを仕留めることに成功。一方、隠し拠点にいるアレック・トレヴェルヤンと犯罪組織ヤヌスのコンピュータープログラマー、ボリス・グリシェンコは、”ゴールデンアイ”を起動させるために湖の底に隠してあったパラボラアンテナと基地を地上に出現させ”ゴールデンアイ”の起動の準備に入った。

基地内でボンドは、アレック・トレヴェルヤンからハッカーのボリス・グリシェンコがイギリスのロンドン銀行に不正アクセスし、金を引き出し、その不正操作記録を”ゴールデンアイ”の電磁波で隠滅するのが真の目的であることを告げられる。ナターリアは、”ゴールデンアイ”の挙動を書き換えることに成功し、大気圏に突入させ自爆するように仕向ける。ボンドは、仕掛けておいた爆弾で基地を爆破させ、基地上部にあるパラボラアンテナ上でアレックと死闘を繰り広げ、ついにアレック・トレヴェルヤンを倒すのであった。

 

 

『007/ゴールデンアイ』作品情報(スタッフ・キャスト)

原題:GoldenEye

製作年:1995年

製作国:イギリス/アメリカ合衆国

製作会社

イオン・プロダクションズ

ユナイテッド・アーティスツ

ダンジャック

配給:UIP

日本公開日:1995年12月16日(土)

上映時間:130分

 

【 スタッフ 】

製作

マイケル・G・ウィルソン

バーバラ・ブロッコリ

監督:マーティン・キャンベル

キャラクター創造:イアン・フレミング

原案:マイケル・フランス

脚本

ジェフリー・ケイン

ブルース・フィアスティン

音楽:エリック・セラ

テーマ曲:モンティ・ノーマン「ジェームズ・ボンドのテーマ」

主題歌:ティナ・ターナー「GoldenEye」

エンディングテーマ:エリック・セラ「エクスペリエンス・オブ・ラブ」

劇中歌:ミニー・ドライバー「スタンド・バイ・ユア・マン」

撮影:フィル・メヒュー

編集:テリー・ローリングス

 

【 キャスト 】

ピアース・ブロスナン:ジェームズ・ボンド

任務遂行中の殺人が認められているイギリス政府公認の殺人許可書”殺しのライセンス”を持つイギリス情報局秘密情報部(MI6)00課に所属するエージェント。コードネームは”007”。

【5代目ジェームズ・ボンド】ピアース・ブロスナン【5代目ジェームズ・ボンド】ピアース・ブロスナンのプロフィールやキャリアは?

 

イザベラ・スコルプコ:ナターリア・シミョノヴァ

セヴェルナヤ宇宙兵器制御センターのコンピューター技術士。思わぬことからボンドと行動をともにして任務に巻き込まれてしまう。

 

ファムケ・ヤンセン:ゼニア・ザラゲブナ・オナトップ

国際犯罪組織ヤヌスの魅惑的な女性戦闘員。男を誘惑して破滅に導くことが喜びで、得意技はふとももで相手を挟んでの絞殺。

 

ショーン・ビーン:アレック・トレヴェルヤン

本作の悪役。旧ソ連の秘密兵器”ゴールデンアイ”を盗んだ犯罪組織ヤヌスの首領。英国政府に裏切られた両親の復讐を果たすために、ロンドン中の電子機器を不能にし英国経済の破綻を企てる。元イギリス情報局秘密情報部(MI6)の00課に所属するエージェント。コードネームは”006”でジェームズ・ボンドとは同僚だった。戦闘能力は、ボンドと互角の腕前。

 

ジョー・ドン・ベイカー:ジャック・ウェイド

CIAのエージェント。

 

ロビー・コルトレーン:ヴァレンティン・ズコフスキー

ロシアの大物武器商人。

 

アラン・カミング:ボリス・グリシェンコ

犯罪組織ヤヌスのコンピュータープログラマー。

 

ゴットフリード・ジョン:アルカディー・グリゴリビッチ・ウルモフ

ソ連の科学兵器(神経ガス)工場の責任者。のちにロシアの将軍となる。

 

チェッキー・カリョ:デミトリ・ミシュキン

ロシアの国防大臣。

 

ジュディ・デンチ:M

イギリス情報局秘密情報部(MI6)の局長。

 

デズモンド・リュウェリン:Q

イギリス情報局秘密情報部特務装備開発課(Q課)の責任者。QはQuartermaster(需品担当将校)の略称。彼の発明品をすぐに壊すボンドに少し呆れている。

 

サマンサ・ボンド:ミス・マニーペニー

イギリス情報局秘密情報部(MI6)の局長Mの秘書。

 

マイケル・キッチン:ビル・ターナー

MI6の幕僚主任。ジェームズ・ボンドとはMI6で長くからの友人。

 

 

『007/ゴールデンアイ』トリビア

◎「007」映画シリーズ第16作『007/殺しのライセンス』(1989)は、映画への関心を高めるためにコンテスト形式の広告キャンペーンを開催しました。コンテストの勝者は、次のジェームズ・ボンド映画でカメオ出演を約束されました。残念ながら、多くの製作上の問題から、「007」映画シリーズ第17作目の製作は6年間始まりませんでした。コンテストの勝者は長く待たされながらも『007/ゴールデンアイ』の中でカメオ出演の機会を与えられました。彼女は、台詞を言うシーンはありませんが、ボンド(ピアース・ブロスナン)が、カジノ・ド・モンテカルロで女殺し屋ゼニア・オナトップ(ファムケ・ヤンセン)とバカラをしているときに、ゼニアの肩越しに美しい金と黒のイブニングドレスを着ている姿を見ることができます。

 

◎『007/ゴールデンアイ』の初期プロットは当時すでに公開されていたアーノルド・シュワルツェネッガー主演の『トゥルーライズ(原題:True Lies)』(1994)とほぼ同じだったため、製作中にスクリプトにいくつかの変更を加える必要がありました。

 

◎『007/ゴールデンアイ』は、イアン・フレミングの小説や短編小説に言及することなく、「007」映画シリーズ初の完全にオリジナルのジェームズ・ボンド映画。

 

◎『007/ゴールデンアイ』は、コンピューターグラフィックスを使用して有名な「銃身」のオープニングが作成され、CGIを使用した最初のジェームズ・ボンド映画となりました。

 

映画の冒頭でボンドが、ソ連アーカンゲル(アルハンゲリスク)の科学兵器工場に潜入する。ここでボンドが決行したバンジージャンプは、スタントマンのウェイン・マイケルズがジャンプを実際に行って撮影されました。落下は、219メートル以上でした。ジャンプをしたスタントマンのウェイン・マイケルズは、殺し屋ゼニア・オナトップ(ファムケ・ヤンセン)が撃った黒髪のタイガー・ヘリコプターのパイロットとしてカメオ出演しています。

 

 

記事作成日:2020/05/18

最終更新日:2021/06/12

 

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