『ネバーセイ・ネバーアゲイン』のあらすじとキャストは?

『ネバーセイ・ネバーアゲイン』のあらすじとキャスト

 

「007」映画シリーズの番外編『ネバーセイ・ネバーアゲイン』のあらすじとキャストなどを徹底解説!

 

『ネバーセイ・ネバーアゲイン』の解説・見どころ

イオン・プロが映画化権も持っていない『007/サンダーボール作戦』(1965)のリメイク作品。ショーン・コネリーが、12年ぶりにジェームズ・ボンドを演じて話題となりました。

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タイトルの『ネバーセイ・ネバーアゲイン(「次はない」なんて言わないで)』は、ショーン・コネリーの妻ミシェリーン・コネリーが「もうジェームズ・ボンドを演じないなんて言わないで」と言ったエピソードからとられています。

本作は、主演はもちろんのこと、共演者、製作総指揮、総監督、脚本、最終編集権から、スタッフの人選に至るまですべての部門でショーン・コネリーの人脈と意思が反映された「コネリーのコネリーによるコネリーのための」プライベート作品という側面を持ち、大手スポンサーに頼らない一俳優のインデペンデント作品としてとてつもなく規模の大きな作品と言えます。

イオン・プロ製作の「007」映画シリーズではないので、タイトルに「007」が入らず、お馴染みのオープニングのガンバレルシークエンスは登場せず、「ジェームズ・ボンドのテーマ」も流れません。

 

 

『ネバーセイ・ネバーアゲイン』のあらすじ

『ネバーセイ・ネバーアゲイン』予告編

『ネバーセイ・ネバーアゲイン』のあらすじ

ジャングルにある要塞に潜入するジェームズ・ボンド(ショーン・コネリー)。ボンドは俊敏な行動でテロリストを倒し、誘拐された女性はベッドに縛り付けられていた。彼女を助け起こそうとした瞬間、彼女は隠し持っていたナイフでボンドを刺す。

MI6本部では、ボンドのトレーニングのビデオを見ながらM(エドワード・フォックス)が「私は前任者ほど君を買っていない。スパイ学校で教官をしている間に君の身体はなまったようだ。テロリストに誘拐された大富豪の娘が軟禁されているうちにテロリストに寝返ったと推測出来なかったのかね・・・」と愚痴が続き、「シュラブランド療養所(ロンドン郊外のリハビリ施設)で身体を鍛え直してこい。」と命令されてしまう。

フランスの銀行にある秘密の部屋では、国際犯罪組織スペクターの極秘会議が開かれていた。首領のブロフェルド(マックス・フォン・シドー)は、新たなる謀略活動「アラーの涙」作戦を実行することを発表する。作戦名の「アラーの涙」とは作戦立案者マキシミリアン・ラルゴ(クラウス・マリア・ブランダウアー)が愛人ドミノ・ペタチ(キム・ベイシンガー)に贈った翡翠のペンダントにちなんで名付けられた。ラルゴは、女殺し屋ファティマ・ブラッシュ(バーバラ・カレラ)の助けを借りて、2つの核弾頭を盗み出すことを計画していた。ミサイル強奪作戦の実行者、ドミノの兄ジャック・ペタチ大尉の右目はアメリカ大統領の眼紋と同じように外科手術がされていた。最終訓練はシュラブランド療養所で行われ、ファティマが彼の世話人となった。

シュラブランド療養所にやってきたボンドは、厳しいトレーニングを受けつつ、美人の療法士パトリシア・フェアリング(プルネラ・ジー)を誘惑していた。ある夜、ボンドは右目に包帯を巻いた療養中の男が部屋で看護師に暴行されているのを目撃する。その男の部屋を監視しているとその男はジャック・ペタチ(ギャバン・オハーリー)で彼を介護しているのはファティマだった。ボンドの存在に気がついたファティマは、巨漢の殺し屋をボンドに差し向けた。ボンドは死闘の末に巨漢の殺し屋を倒した。

在英米軍基地に戻ったジャック・ペタチ大尉は、計画通りに大統領でないと出来ない右目の眼紋テストを無事に合格し核弾頭発射命令を出す。2発の核弾頭は発射されてラルゴの大型ヨット”フライングソーサー号”を通過すると妨害装置が作動し核弾頭は海中の洞窟へ回収された。そして、スペクターは、NATO諸国に年間石油購入予算の25%相当の金を要求する、出来なければ7日以内に2つの核弾頭を爆破すると脅迫するのであった。そして、任務が完了したジャック・ペタチ大尉は殺し屋ファティマによって始末された。

Mは、ボンドに核弾頭回収の命令を出す。ボンドは、ペタチの妹ドミノがラルゴと関係あると突き止めバハマのナッソーへ向かった。ボンドは出発する前に兵器開発課を訪ね、Q(アレック・マッコーエン)から特製万年筆ロケット銃、強力なレーザーを発する腕時計型レーザーを受け取り、ハイテクバイクは現地へ届けると伝えられる。

ボンドは、ナッソーでMI6の現地情報部員のフォーセット(ローワン・アトキンソン)と出会う。彼からラルゴの人物について聞かされるがラルゴは犯罪歴もなく慈善家として知られていた。ボンドはビーチのバーでファティマ・ブランシュと出会う。ボンドは彼女から深海ダイビング探検に誘われる。ふたりは沈没船の残骸を探索中にブランシュはボンドのスキューバータンクにこっそり鮫を呼び寄せる発信機を取り付ける。ボンドは鮫に襲われそうになるが沈没船に閉じ込めて難を逃れた。ボンドはビーチで知り合った女性(ヴァレリー・レオン)に助けられます。ボンドが生きているのを見つけたファティマはボンドの部屋のベッドの下に爆弾を仕掛けてボンドが部屋に戻った頃を見計らって部屋を爆破するが、ボンドはその頃ビーチで知り合った女性の部屋にいた。

ボンドは、フォーセットからラルゴは南フランスのニースに向かったと聞く。ボンドはニースへ向かい、現地で英国諜報部員ニコル(サスキア・コーエン=タヌギ)とCIA諜報部員のフェリックス・ライター(バーニー・ケイシー)に出会う。ボンドはラルゴに関しての情報を得るために彼の愛人ドミノに近づく。彼女が保養地へ行くとボンドはマッサージ師として彼女に近づきラルゴは孤児のための慈善イベントを主催することを聞き出す。ボンドはイベントに潜入しラルゴとドミノに出会います。ボンドは、ラルゴと「世界征服ゲーム」と呼ばれるゲームで対決します。ゲームに負けるとジョイスティックに高圧電流が流れる過酷なゲームだが、最終ラウンドでボンドが勝利した。ボンドは勝利した報酬の代わりにドミノとダンスを踊ることを選び、彼女と踊りながら、「君の兄はラルゴに殺された」と告げるのであった。

ボンドが別荘に戻ると英国諜報部員ニコルが殺されていた。犯人が逃げるのを追いかけると犯人はファティマだった。ボンドは、Qが送ってくれたハイテクバイクで彼女を追跡する。激しいカーチェイスの末にファティマに捕まるが特製万年筆ロケット銃でファティマを倒す。フランス警察が騒ぎを聞きつけ駆けつけるがフェリックス・ライターは、ボンドがフランス警察から逃亡出来るように手助けするのであった。

ボンドは、ラルゴのフライングソーサー号に海中からこっそり忍び込むがラルゴに歓待される。ボンドはラルゴが北アフリカのパルミラへ向かっていることを無線でMI6本部に送信する。北アフリカのパルミラに到着したラルゴは、別宅である古代の要塞にボンドとドミノを鎖で縛り投獄する。ラルゴはボンドに2つの核弾頭のうちひとつはワシントンDCに隠されていて、もうひとつは隠し場所は告げず去っていった。ボンドは特製腕時計型レーザーで鎖を切り、ドミノを救出して要塞から逃げ出します。海中に飛び込んだところをフェリックス・ライターがアメリカの潜水艦で二人を助けに来る。

ワシントンDCに隠され核弾頭は発見されるが、残るひとつはどこに隠されているのかボンド、ライター、潜水艦の艦長らが考えていると北アフリカのパルマラ湾がドミノのペンダント「アラーの涙」のデザインと一致することにボンドは気がつきます。よく見るとその模様は地図になっており、海底の洞窟には古代の神殿があった。そこには油田が埋蔵されており爆破すれば大きな被害になった。ボンドとフェリックス・ライター、CIA局員らは海中から古代の神殿に入り、スペクターの一味らと激しい戦闘になる。ラルゴは核弾頭を潜水艇に積んで古代の神殿から逃亡する。ボンドはラルゴを追いかけて、闘いながら核弾頭の爆破装置を解除することに成功。ラルゴはボンドを水中銛で狙うが、急遽ドミノがボンドを助けに来て、彼女が放った水中銛がラルゴに命中し絶命する。

ボンドが、ドミノと休暇を楽しんでいると怪しげな男が忍んでくる。ボンドがその不審な男を捕まえると英国大使館の職員フォーセットであった。彼からMが現役復帰を望んでいることを伝えられるとボンドは「Never Again(二度とゴメンだね)」と言って拒否するのであった。

 

 

『ネバーセイ・ネバーアゲイン』作品情報(スタッフ・キャスト)

原題:Never Say Never Again

製作年:1983年

製作国:アメリカ合衆国/イギリス

製作会社:タリアフィルム

配給:ワーナー・ブラザース

日本公開日:1983年12月24日(土)

上映時間:134分

 

【 スタッフ 】

製作:ジャック・シュワルツマン

製作総指揮:ケヴィン・マクローリー

監督:アーヴィン・カーシュナー

原作:イアン・フレミング「サンダーボール作戦」

脚本:ロレンツォ・センブル・ジュニア

音楽:ミシェル・ルグラン

主題歌:ラニ・ホール「Never Say Never Again」

撮影:ダグラス・スローカム

編集:イアン・クラフォード

プロダクション・デザイン:スティーブン・グライムズ  フィリップ・ハリスン

特殊効果:イアン・ウィングローブ

 

【 キャスト 】

ショーン・コネリー:ジェームズ・ボンド

任務遂行中の殺人が認められているイギリス政府公認の殺人許可書”殺しのライセンス”を持つイギリス情報局秘密情報部(MI6)00課に所属するエージェント。コードネームは”007”。普段は、MI6のダミー会社であるユニバーサル貿易の社員。

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キム・ベイシンガー:ドミノ・ペタチ

マキシミリアン・ラルゴの愛人。

 

マックス・フォン・シドー:エルンスト・スタヴロ・ブロフェルド(スペクターNo.2)

国際犯罪組織「スペクター」の首領。

 

クラウス・マリア・ブランダウアー:マキシミリアン・ラルゴ(スペクターNo.1)

本作の悪役。核弾頭を強奪し、NATO諸国に年間石油購入予算の25%相当の金を要求。

 

バーバラ・カレラ:ファティマ・ブラッシュ(スペクターNo.12)

女殺し屋。

 

ギャバン・オハーリー:ジャック・ペタチ大尉

ドミノ・ペタチの兄。核弾頭強奪に利用されるアメリカ空軍のパイロット。

 

ローワン・アトキンソン:フォーセット

バハマ・ナッソーの英国大使館の職員。

 

バーニー・ケイシー:フェリックス・ライター

ボンドの旧友でCIAのエージェント。

 

サスキア・コーエン=タヌギ:ニコル

ボンドのフランスの連絡担当。

 

プルネラ・ジー:パトリシア・フェアリング

シュラブランド療養所の理学療法士。

 

ヴァレリー・レオン:美女

バハマでボンドと出会った美女。ボンドを助けることになる。

 

エドワード・フォックス:M

イギリス情報局秘密情報部(MI6)の局長。

 

アレック・マッコーエン:アルジャーノン(Q)

イギリス情報局秘密情報部特務装備開発課(Q課)の責任者。QはQuartermaster(需品担当将校)の略称。彼の発明品をすぐに壊すボンドに少し呆れている。

 

パメラ・セイラム:マニーペニー

イギリス情報局秘密情報部(MI6)の局長Mの秘書。

 

 

『ネバーセイ・ネバーアゲイン』トリビア

◎この『ネバーセイ・ネバーアゲイン』は、ローワン・アトキンソンの映画デビュー作です。彼は後に『ジョニー・イングリッシュ』というジェームズ・ボンド映画シリーズをパロディ化した作品に出演しています。

 

◎エグゼクティブプロデューサーのケヴィン・マクローリーは、ボンド役にジョージ・レーゼンビーはどうかと考えていたが、ショーン・コネリーがボンド役に復帰することを決断したため、検討から外されました。

 

 

記事作成日:2020/07/13

最終更新日:2021/06/15

 

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