アストンマーティンは、5月28日(現地時間)に映画『007/ゴールドフィンガー』のボンドカーとして登場した「アストンマーティンDB5」の復刻モデル「DB5 ゴールドフィンガー・コンティニュエーション」を25台限定の生産を開始したと発表しました。
「DB5 ゴールドフィンガー・コンティニュエーション」とは?
「DB5 ゴールドフィンガー・コンティニュエーション」は、1964年に公開された映画『007/ゴールドフィンガー』でジェームズ・ボンドのボンドカー(アストンマーティンDB5)を車両に搭載された特殊装備とともに再現した限定モデル。公道での走行不可の車両で、価格は275万ポンド(約3億8000万円:税別)。顧客への引き渡しは、2020年後半を予定している。
アストンマーティンDB5は、1963年から1965年にかけて生産されたモデルで、その生産台数はわずか900台足らず。同車の最も有名なオーナーは、『007/ゴールドフィンガー』に登場したジェームズ・ボンドだと言われています。
『007/ゴールドフィンガー』ボンドカー、アストンマーティンDB5
当時のボンドカーは、1964年式アストンマーティンDB5をベースに、アストンマーティンが特別に製作した車両。機関銃、回転式ナンバープレート(フランス、イギリス、スイス)、脱着式ルーフ、攻撃用バンパーガード、オイル散布装置、煙幕、無線電話など007映画ならではの秘密兵器の数々が装備されていた。
『007/ゴールドフィンガー』QによるアストンマーティンDB5の秘密兵器の説明シーン
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「DB5 ゴールドフィンガー・コンティニュエーション」開発スタッフのコメント
「DB5 ゴールドフィンガー・コンティニュエーション」は、「007」映画シリーズで12作品以上の製作に参加してきた特殊効果監督のクリス・コーボールド氏とともに共同開発した最先端の専用アイテムを装備。ボンドカーへの改造や強化なども含めて、映画シリーズに登場する「DB5」を細部に至るまで忠実に再現している。1台の車両を生産するために必要な時間は約4500時間。アストンマーティン・ワークスで培われてきた専門的スキルを備えた職人スタッフが手作業で生産を行っている。
「DB5 ゴールドフィンガー・コンティニュエーション」のヘリテージプログラム・マネージャー、クライブ・ウィルソン氏のコメント
「非常に複雑な生産工程を経て製作されるこのクルマを、最初のお客さまが運転する姿を見るのは、本当に感動的な体験となるでしょう。私たちは50年以上にわたってDB5を製造していませんので、アストンマーティンの歴史の一部として重要な存在になっているこのモデルの生産に関わることができて非常に光栄です。この仕事を担当したことは、後世まで語り継がれることになるでしょう」
引用:https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1257333.html
アストンマーティン・ワークスの社長を務めるポール・スピアーズ氏のコメント
「この貴重な復刻モデルは、世界でわずか25人の幸運なオーナーだけが入手することができる、究極の“おもちゃ”と言えるかもしれません。今回、イーオン・プロダクションズ、特殊効果監督のクリス・コーボールドと協力してDB5 Goldfinger Continuationを生産することは、アストンマーティン・ワークスで働くすべての従業員にとって特別な体験となり、彼らのキャリアのハイライトとなるでしょう」
引用:https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1257333.html
「DB5 ゴールドフィンガー・コンティニュエーション」に搭載される主な秘密兵器は?
「DB5 ゴールドフィンガー・コンティニュエーション」に搭載される主な秘密兵器は以下の通り。
【エクステリア】
●リア・スモーク発生装置
●リア・オイル散布装置(模擬)
●フロント&リアの回転式トリプル・ナンバープレート
●フロント・ツインマシンガン(模擬)
●防弾リアシート
●フロント&リアの伸縮式バンパー
●タイヤ・スラッシャー(模擬)
●脱着式助手席ルーフパネル(オプション)
【インテリア】
●レーダー追跡装置(模擬)
●運転席ドアに設置された電話
●シフトレバーの脱出用ボタン
●アームレストとセンターコンソールに設置された各種スイッチ類
●シート下の武器格納トレイ
●様々な秘密兵器を作動させるためのリモコン
クリス・コーボールド氏が語る「DB5 ゴールドフィンガー・コンティニュエーション」
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記事作成日:2020/06/08
最終更新日:2022/02/09